マンガンよりアルカリ電池の方が液漏れしやすい
テレビのリモコンや懐中電灯など、乾電池は生活に欠かせないアイテムです。そんな乾電池を使っていて困るのが「液漏れ」。使っていないラジオやリモコンの電池ケースを開いたら、乾電池の液漏れで白い粉がビッシリ…という経験があるはず。そこで、乾電池が液漏れする原因と、液漏れを防ぐための簡単なテクニックを紹介しましょう。
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乾電池の「液漏れ」とは、電池に本来とは逆向きに電流が流されることで酸性ガスが発生。そのガスが電池の電極を腐食した結果、中のアルカリ液が漏れ出す現象です。大気中の二酸化炭素として反応して結晶化すると白い粉となります。
液漏れする一番の原因は、電圧が違う電池をつなぐことです。乾電池の電圧はどれも1.5Vと思っている人も多いかもしれません。しかし、乾電池は使い続けるうちに、電圧は少しずつ下がっていきます。このため、使いかけの乾電池と新品を一緒に使うと液漏れが起きやすくなるのです。
また、乾電池の種類によって「液漏れしやすい/しにくい」もあります。マンガン電池よりも液漏れをおこしやすいのがアルカリ電池です。これは、アルカリ電池が電圧差に敏感なことと、大電流でも長く使い続けられることが関係しています。
そんな液漏れを防ぐにはどうすればよいのでしょう。まず、大電流が必要でなければ、マンガン電池を選ぶこと。そして、アルカリ電池を使用するなら寿命ギリギリまで使おうとせず、早めの電池交換を心がけることです。
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