来年は自動車価格が上昇、携帯電話やテレビなども相次ぎ価格引き上げへ
「サンタフェ2.2ディーゼル」の価格の推移。単位は万ウォン(画像提供:wowkorea)
業界によると現代自動車はこのほど、モデルチェンジしたスポーツタイプ多目的車(SUV)「2022年型サンタフェ」を販売し、一部等級の価格を引き上げた。ガソリンモデルは等級別に以前のモデルよりも最大181万ウォン、最小で42万ウォン引き上げた。ディーゼルモデルは価格がこれより上昇した。「エクスクルーシブ」等級の場合、前モデルに比べ241万ウォンと7.7%上昇した。何より自動車を生産するのに必要な鋼板とアルミニウム、マグネシウムなど原材料価格の急上昇のため、自動車価格の引き上げも当然との分析が出ている。また主要国の運送コスト上昇、自動車用半導体の供給不足による需給の不均衡、パンデミックの長期化による報復消費で超過需要が発生している点も、価格上昇の原因とみられている。自動車だけでなく、テレビやモニターなどの消費者家電からスマートフォン、電気自動車(EV)、食品などの分野でも原材料不足と価格上昇による製品価格の引き上げが予想される。実際、ことしはテレビとモニター用ディスプレーパネルの価格が昨年に比べ66%上昇しているほか、スマートフォンの中核部品である半導体価格の上昇により、来年はスマートフォンの出庫価格が引きあがるのも明白だと言われている。複数の市場調査会社は、中国から材料などを輸入する二次電池の価格もまた上昇するとみているほか、食品業界でもパーム油と大豆といった原材料の価格が高騰することで、消費者価格の上昇に対する不安が広がっている。
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