コストコ 来夏にもオープン 壬生への出店計画、栃木県初
会員制倉庫型量販店「コストコ」の栃木県初となる壬生町への出店計画が進み、来年夏にもオープンを予定していることが18日までに関係者の話で分かった。コストコの出店を巡っては、小菅一弥(こすげかずや)同町長が2019年9月、町議会で「経済波及効果や雇用創出が期待できる」として積極的に誘致する方針を示していた。
出店候補地は同町壬生丁などを対象とした「六美町北部土地区画整理組合」の事業地で、事業区域は約50万平方メートル。県道羽生田上蒲生線に面し、北関東自動車道壬生インターチェンジ(IC)や、22年度末に完成予定の下野スマートICからも近い。店舗候補地は、事業区域の東寄りに位置している。
町は19年度から事業が本格化した当該地の上下水道などの公共施設整備に取り組み、円滑な区画整備事業執行のために支援してきた。関係者によると、当該地にコストコが出店する条件が、ほぼ整ってきたという。
コストコは生鮮食品、日用雑貨、家電、衣料品などを幅広く取り扱う米国発祥の会員制大型小売店。国内ではコストコホールセールジャパン(川崎市)が運営する。広い店内に仕入れた商品をそのまま陳列するなど徹底した経費節減や、年会費を集めることで低価格を実現している。