Detected at the mountain hut of climbers Toyama Prefectural University and Hokuriku Electric Industries Development
Professor Keigo Ishizaka (right) and Hokuriku Electric Industries in charge of the mobile communication terminal "Yamashis" and the antenna installed in a mountain hut = in Toyama City on the 19th
Understanding the steps in the event of distress even outside the portable area
富山県立大(富山県射水市)と電気部品メーカーの北陸電気工業(富山市)の研究グループは十九日、登山者の位置情報を山小屋へ送信できる携帯通信端末「ヤマシスト」を開発したと発表した。携帯電話が通じない地帯で遭難した登山者の足取りを把握し、迅速な救助に役立ててもらう。二年以内の実用化を目指す。 端末の大きさは縦約十センチ、横七センチ。重さは百九十五グラムで、ほぼ携帯電話サイズ。衛星利用測位システム(GPS)と通信機能を搭載し、バッテリー持ちは最大七日間。立山周辺の複数の山小屋に設置したアンテナ間でネットワークを構築しており、このネットワークの周辺を移動すると、位置情報が各山小屋まで送信される。 端末には液晶画面が埋め込まれており、数キロの範囲内であれば端末同士で定型文のやりとりも可能。また、登山者が緊急信号を出した場合、信号を受けて救助が始まったかどうか、発信者が画面を通じて確認できる。 県立大が約二十年前から開発を進めていた。十九日、石坂圭吾教授(電波工学)らが富山市内で会見を開いた。石坂教授は「ここからがスタート。実際に『助かった』という声が聞ければ、成功だと思う。山での行方不明者をなくすことができれば」と話した。 端末は実証実験を経た上で市販する計画で、価格帯は三万〜五万円を想定している。Related keywords
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