Released "Smart City Infectious Diseases Integration Platform Sensorcorpus IC"
Supports measures for infectious diseases throughout the city, such as restaurants, schools, sightseeing spots, event facilities, and commercial facilities
株式会社インフォコーパス株式会社インフォコーパスは、街全体の感染症対策をクラウド上で管理するソリューション「スマートシティ感染症対策統合プラットフォームSensorCorpus IC(InfectionControl)」の提供を10月1日より開始します。 株式会社インフォコーパス(代表取締役社長:鈴木 潤一、本社:東京都目黒区、以下 インフォコーパス)は、街全体の感染症対策をクラウド上で管理するソリューション「スマートシティ感染症対策統合プラットフォームSensorCorpus IC(InfectionControl)」の提供を10月1日より開始します。 新型コロナ感染症の広がりはなかなか収束の目途がたたない中、一方で経済活動維持のためにも徹底的な対策が求められています。 効果的な対策の一つとして二酸化炭素(CO2)の濃度を検知するセンサーが感染症対策として脚光を浴びつつあります。CO2濃度によって「密」を「見える化」して室内の換気を促す仕組みで全国の自治体でも飲食店や公共施設、商業施設に設置を要請する動きが活発になっています。共通の情報の見える化で店舗、施設側も利用客も安心できると好評です。(下部「CO2センサー設置実態調査」参照) 一方で30か所を超えるような広範囲、複数か所のCO2濃度状況を遠隔地よりPCやスマホで包括的に見える化、管理したい、人流を制御したい、換気設備改修を企画したいという事業者、管理者側のニーズも高まっていますが個別のCO2センサーだけでは実現が難しいのが実態です。 SensorCorpus ICは飲食店、学校、観光地、イベント施設、商業施設など複数か所のCO2モニタリングをしたい、更には街全体の感染症対策に必要なCO2センサーデータを統合的に収集、分析、事業者や管理者が感染症対策に必要な支援を実現します。 具体的には店舗、クラス、施設など現場のCO2排出量を現場にいるスタッフ、来場者などがモニターで見て安心する、閾値を超えたらアラーム(赤いランプ表示、アラーム音、アラートメール配信)を出し換気をするなどの行動を促します。また事業者、管理者が複数の各現場の換気状況をモニタリングする、一定期間、問題が続けば換気設備の改修をするなどの抜本的な対策を施すなどの対応を促します。一定期間のデータを分析すれば曜日別、天気別、イベント実施の有無別の感染対策ガイドラインの作成にも役立ちます。 一方、街レベルでの感染症対策を考えると今後は「学校の状況は?」「観光地の状況は?」「宿泊予定のホテルの状況は?」と生活の各所でユーザと事業者、管理者が現在の換気情報、留意すべき情報を共有することが安心、安全の生活を送ることにつながっていくと考えます。 街全体を管理する自治体も街全体の感染症対策の状況を把握し適切な指導、管理をするためのガイドラインを作成できます。 このように街全体の状況を管理するためには複数か所の刻々の変化する多種のセンサーデータを統合的に管理し分析する仕組みが必要となってきます。街レベルでの感染症対策は既に始まっています! <施設別活用当社事例>■観光施設(北九州市小倉城の事例) 北九州市小倉北区の観光名所・小倉城の入場者数が2020年3月には、54年ぶりに20万人を突破し、過去3番目のにぎわいとなりました。しかし、その後の新型コロナウイルスの感染拡大のため臨時休館を余儀なくされたこともあり、安心して観光施設を利用できる環境の提供が求められていました。 小倉城内2か所、庭園1か所、ラウンジ(しろテラス)の4か所にCO2センサーを設置しお客様の入場時、イベント開催時、混雑時間帯のCO2濃度の変化を計測。ピーク時やイベント開催時にCO2濃度が750 ppmを超えた際に担当者にアラームメールし換気を実施。追加の換気施策の策定や人流を分散させる対応を実施しました。(パートナー企業:朝日広告社様) 図:北九州市小倉城事例■球場(阪神甲子園球場事例) 多くの入場者が特定の時間に集まる阪神甲子園球場では、攻守交替時のトイレの混雑時などの換気状態が懸念されていました。 ゲート・コンコース付近、トイレなどにCO2センサーを設置。お客様の入場時、試合開始前の飲食購入など回遊時間帯、試合開始から試合終了、退場時までのCO2濃度の変化を計測しました。試合開始直前や攻守交代時間帯、降雨等中断時、試合終了後の退場時などのピーク時に、一時的にCO2濃度基準の1000 ppmを超える時間帯があることが判明し追加の換気施策の策定や人流を分散させる対応を実施しています。(パートナー企業:テプコシステムズ様) 図:阪神甲子園球場事例 将来のことに目を転ずると専門家からは新型コロナの感染しやすさには、温度や湿度といった条件も絡み合っておりCO2センサーは一つの目安として考える必要があるとの指摘もあります。 CO2センサーの更なる普及に伴い感染症対策をより効果的にするためには温度、湿度、騒音などCO2以外のセンサーデータの収集、データの見え方の工夫、データの多元的な分析による適切な対策支援が望まれます。 当社はそのような感染症対策の進歩にも逐次、対応できるプラットフォームが必要と考え、この度、「スマートシティ感染症対策統合プラットフォーム SensorCorpus IC」をリリースしました。SensorCorpus ICは数千台のセンサーデータを収集し製品の歩留まり向上、品質維持に活用するなど既に産業用分野で幅広く稼働しているIoTプラットフォーム SensorCorpus(*注1)をエンジンにしており、SensorCorpusの機能をそのまま使えます。街レベルの感染症対策として数千か所のCO2データを収集、見える化、AI分析により感染症対策の向上が可能になります。図:SensorCorpus IC が提供する機能一覧 <SensorCorpus IC 対応確認済みCO2センサー>図)SensorCorpus IC 対応確認済みCO2センサー一覧・2021年9月7日現在の対応センサー一覧です。・記載のセンサーは弊社にて対応確認済みのものの一部です。 一覧以外にも対応可能なCO2センサーもございます。詳しくは弊社の担当者までお問い合わせください。CO2センサー設置実態調査 当社は6月にクロスマーケティング社に依頼して全国のCO2センサー設置実態調査を実施しました。飲食業では設置率が23%と他業種より高い結果が出ておりそれを裏付ける結果になっています。ホテルなどの宿泊業も設置率21%と高い設置率でしたが学校や塾などの教育・学習支援業では9%と設置率が低い結果になっています。今後設置を予定しているという回答は殆どの業種で10%以上あり今後CO2センサーが更に普及していくことが予想されます。 センサーの使用法については全業種においてCO2の排出量を見ているだけでなく「CO2の排出量をみながら換気をしている」という行動の動機づけにしている状況がわかります。特に学校や塾などの教育・学習支援業では67.2%と顕著でした。(調査概要) 図)業種別CO2センサー設置状況 図)CO2センサーの使用方法(複数回答、%) *注1:IoTプラットフォーム「SensorCorpus(センサーコーパス)」について 今後爆発的に増えていく多種多様なIoTデータを効率的に管理(収集、蓄積、加工・整形、正規化、リアルタイム処理等)するための、ソフトウェアプラットフォームです。センサーコーパスを使うことで、IoTシステム構築のための時間やコストを大幅に削減することが可能です。またPoCから大規模IoTシステムまで、システム規模や適用範囲の拡大に合わせて柔軟にシステム拡張することができ、様々なアプリケーション(AI/BI等)ともAPIで連携することが可能です。【会社概要】商号: 株式会社インフォコーパス代表者 : 代表取締役社長 鈴木 潤一所在地 : 〒153-0064 東京都目黒区下目黒三丁目5番1号 梶浦ビル5階設立: 2013年6月10日事業内容: IoTサービスプラットフォーム、IoTサービス開発、IoTコンサルティング資本金 : 7,118万円URL: https://www.infocorpus.co.jp/【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】株式会社インフォコーパス担当 : 高橋(事業推進部)メールアドレス:contact@jp.infocorpus.comTEL : 03-5734-1830- プレスリリース >
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