不要になったモバイルバッテリやポータブル電源、どうやって処分する?
JBRC加盟メーカーであればリサイクルBOXへ
モバイルバッテリで最もポピュラーな処分方法は、家電量販店などが店頭に用意している「小型充電式電池リサイクルBOX」に投入することだ。これは一般社団法人JBRCが提供しているもので、同団体に加盟しているメーカーのモバイルバッテリであれば、ここで処分が行なえる。言うなれば回収のための総合窓口といったところだ。
この小型充電式電池リサイクルBOXは、家電量販店のほか、各地の協力店に設置されており、JBRCのサイトを見れば、最寄りの設置店舗を探すことができる。JBRCに加盟しているメーカーの一覧もあるので、手持ちのモバイルバッテリのメーカーが会員企業に含まれているかを確認した上で、設置店舗を探すとよい。
家電量販店などに設置されている小型充電式電池リサイクルBOX。JBRC会員企業の製品はここで回収してくれる(画像はビックカメラのホームページより)JBRCのサイトに掲載されている会員企業の一覧。リサイクルBOXの設置店舗よりも先に、まずはここから該当のメーカーがJBRC加盟済みか否かをチェックしようちなみに、多くの自治体サイトにも画像が転載されているこの「小型充電式電池リサイクルBOX」だが、ユーザーから見えないカウンターの奥にひっそり置かれており、外見を覚えて店頭に足を運んでも見つからないことが多い。店員またはサービスカウンターに設置場所を尋ねるのがよいだろう。
なおこの一般社団法人JBRCは、かつてに比べると加盟メーカーも増加している。例えばモバイルバッテリでトップクラスのシェアを持つAnkerは、3年前の時点ではJBRCに加盟していなかったが、現在は名を連ねている。筆者の私見だが、JBRCに加盟していれば一定の信頼が置けるメーカーとして、認知度は高まっているように感じられる。
またこのAnkerを始めとして、自社で無償回収を行なっているメーカーもある。リサイクルBOX設置店まで足を運ばなくてよいことに加え、タイミングによっては自社直販サイトでの購入時に使える割引クーポンが添付されるケースもあるので、上手く活用するとよいだろう。