DDR4環境でも高性能な「Core i5-12600K」、AMD/Intelの従来モデルと比較してみた
4万円割れの10コア16スレッドCPU「Core i5-12600K」
テスト結果をご紹介する前に、Core i5-12600KというCPUについて改めて確認しておきましょう。
Alder Lake-Sの10コア16スレッドCPU「Core i5-12600K」。Core i5-12600KのCPU-Z実行画面。Core i5-12600Kは、開発コードネームAlder Lake-Sこと第12世代Intel Coreプロセッサーのひとつで、6コア12スレッドのPコア(Performanceコア)と、4コア4スレッドのEコア(Efficientコア)のハイブリッド構成により10コア16スレッドを実現したCPUです。
他のAlder Lake-S製品同様、16レーンのPCIe 5.0や、DDR5/DDR4両対応メモリコントローラがCPUに統合されており、型番末尾の「K」が示す通りオーバークロックに対応しています。従来のTDPに変わる電力指標のPBP(Processor Base Power)は125Wで、ブースト動作時の最大消費電力の指標であるMTP(Maximum Turbo Power)は150Wとされています。
Core i5-12600Kの実売価格は税込み39,000円前後と、4万円以下の価格で販売されています。ちなみに、今回比較することになるCore i7-11700KとRyzen 7 5800Xは5万円前後の価格帯に存在する製品なので、CPUだけならCore i5-12600Kは両CPUよりも安く入手することができます。