プロジェクト管理「Trello」に新プランーー進むワークフローのノーコード自動化(1/2)
Atlassianが提供するカンバン方式のリスト作成アプリ「Trello(トレロ)」は本日(訳注:原文掲載日は8月24日)、中小規模のチーム向けに特化したTrelloの新バージョン「Standard(スタンダード)」を発表した。Standardと同時にTrelloの従来の制限であった、無料のボードにつき1つのインテグレーションまたはアドオンという制限を解除し、すべてのユーザーに新しいワークフロー機能を提供することで「ノーコード自動化」の選択肢を拡大させている。
2020年はパンデミックの影響で、リモートワーク、ハイブリッドワーク、フレキシブルワークへの移行が進み、ワークフロー管理ツールの需要が急増した。最近のNemertes Researchの調査によると、約半数(45%)の企業がSlack、Microsoft Teams、Airtableなどのチームコラボレーションアプリへの投資を増やすと予測している。また、Wakefield Researchの調査によると78%のユーザーが、自社のコラボレーション・プラットフォームは自分の仕事にとって「非常に重要である」と考えている。
Trelloの新しいStandardプランは、Premium(旧Business)やEnterpriseプランにあった厳格な管理体制やプロセスに重きを置いた機能を排除しています。このプランでは無制限のボードと、これまでPremiumに含まれていた高度なチェックリストが追加され、プロジェクトをチェックリストの項目に分け、期日と担当者を設定することができる。カスタムフィールドではテキスト、数字、ドロップダウンリスト、チェックボックス、日付など、Trelloカードにデータ用の特別なフィールドを追加することができる。Standard版では自動化コマンドが月に1,000回まで利用できる。
価格はメンバー1人あたり月額5ドルから6ドルとなっており、月額10ドル、月額12.5ドルのプレミアムプランの下位プランに位置している。Enterpriseプランの価格は1ユーザーあたり17.50ドルと変わらず、さらにボリュームディスカウントが適用される。
次につづく:プロジェクト管理「Trello」に新プランーーPremium会員は自動化コマンドが無制限に(2/2)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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