大学入学共通テスト 意図せず「不正行為」をしないように 持ち物・服装・マスクの注意点は
大学入試センター
2022年度大学入学共通テストの本試験が1月15日(土)と16日(日)に行われる。使用すると不正行為になる物、試験時間中に出してよい物、着用する服、マスクの付け方など、試験当日の注意点をまとめた。大学入学共通テスト2022 2日間の時間割
試験時間中に「机の上に置いてよいもの」は
・受験票・写真票(最初に受験する試験時間中に回収)・黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌・格言などが印刷されているものは不可)・シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ可=解答には上記の黒鉛筆を使用。黒い芯に限る)・プラスチック製の消しゴム・鉛筆削り(電動式・大型は不可。ナイフ類も不可)・時計(辞書、電卓、端末等の機能があるものは不可。これらの機能があるか判別しづらいものも不可。秒針音のするもの・キッチンタイマー・大型のものも不可)・眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋や箱から中身だけ取り出したもの)これら以外のものを試験中に使うのも机上に置くのもいけない。
試験時間中に「使用してはいけない」ものは
特に次の物を使ってはいけないと明記されている。・定規(定規機能を備えた鉛筆も不可)、コンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙等の補助具・携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末、電子辞書、ICレコーダー等の電子機器類・教科書、参考書、辞書等の書籍類これらを試験時間中にかばんなどにしまわず、身に付けていたり、手に持っていたりすると「不正行為」とみなされる場合がある。過去のセンター試験でも、試験中にスマートフォンを使っていた受験者や、国語の試験中に定規を使っていた受験者が不正行為とされて、全教科の試験結果が無効になってしまったことがある。なお、試験中に耳栓は使用してはいけない。試験監督の指示などが聞き取れない場合があるためだ。
マスク着用の注意点は
今回の大学入学共通テストでは、昼食時をのぞき、マスク着用が求められる。マスクは、「鼻と口の両方を確実に覆う」ことが「受験上の注意」に明記されている。2021年度試験では、マスク着用についての試験監督の指示に従わずに不正行為扱いとなった受験者がいたことをふまえたとみられる。マスクは、「品質の確かな、できれば不織布マスク」を着用することが求められている。マスクを着用せずにフェイスシールドやマウスシールドのみを着用して受験することは認められていない。英文字や地図などがプリントされているマスクや、音が出るなど他の受験者に影響を及ぼすマスク(空気清浄機能付きマスクなど)は着用が認められていない。病気や障害によってマスク着用が困難な人で、事前に大学入試センターに申し出ていない場合は追試験の受験申請が必要になる。
服装の注意点は
試験室内でコート類を着ても構わないが、英文字や地図等が印刷されている服等は着用してはいけない。来ている場合は、脱いでもらう場合があるという。座布団やひざ掛けを使いたい場合は、監督者の許可を得てから使用する。換気のために窓が開放されることがあるので、上着を用意のこと。
高校生新聞社
最終更新:高校生新聞オンライン