ミニ株(単元未満株)ができるおすすめの証券会社はどこ?注目のミニ株銘柄も紹介!
株式投資というと、まとまったお金が必要で、企業情報を調べチャートと睨めっこというイメージがあるかもしれませんが、実は数千円という少額から気軽に始められる株投資があります。それが1株から株主になれるミニ株です。今回はミニ株におすすめの証券会社と、注目の銘柄をご紹介します。
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そもそもミニ株・単元未満株ってどういう株のこと?
投資と聞いてみなさんが真っ先に思い浮かべるのは「株式投資」と思いますが、実は会社の株は通常100株単位で取引されます。しかし、これだと1つの会社の株を買うのに数十〜数百万円のお金がかかり、投資初心者にはなかなか手が出しにくくなります。ミニ株・単元未満株では100株より少ない単位で株を取引できます。
ミニ株・単元未満株は証券会社が独自に提供しているサービスで、株を1株から購入することができます。
ニュースや新聞では「トヨタ自動車:1株2,320円」など、会社の株価を目にしますが、株式は通常1株ではなく「単元株」で取引されます。
単元株とは、通常の株式取引で売買される売買単位のことです。単元は、ある一定のルールをクリアすれば企業が自由に決めることができるので、1単元の株数は銘柄によって異なりますが、1株、100株、1,000株が一般的です。ただし、かつてはバラバラだった上場企業の売買単位は、投資家の利便性を考えて徐々に集約され、現在はすべて100株に統一されています。通常の株式取引では、この売買単位の整数倍で取引が行われます。売買は100株、200株、300株…と100株単位で行われ、150株など単元の整数倍以外の株数での取引は行うことはできません。
しかし、証券会社によっては、単元株に満たない株数でも株式を購入できるサービスを提供しています。
例えば、株式ミニ投資(通称:ミニ株)では、1単元の10分の1(10株単位)で株を売買できるほか、単元未満株というサービスでは1株から株を購入することができます。
単元未満株は、証券会社によって「いちかぶ」や「S株」、「プチ株®︎」などのサービス名で提供されていることもあります。ミニ株は本来、1単元の10分の1で取引できるサービスでしたが、これら単元未満株の名称の多様化もあり、今ではミニ株もその1つとして、つまり単元未満株と同じ意味で使われることが一般的になってきました。この記事でも株式を単元株未満で取引することを「ミニ株」として紹介しています。
ミニ株のおすすめ点
株を少額から買えると何かいいことがある?
本来なら1銘柄数百万円するような会社の株主になれることはもちろんですが、1つの会社の銘柄を少額から買えることで投資方法の幅が広がります。
株を単元株未満で購入できるミニ株は、単元株での取引と比べどのようなメリットがあるのでしょうか。
ミニ株の1番のメリットは、株式投資に対するハードルが低くなることです。例えば株価が2,000円の会社に投資したい場合、本来であれば2,000円×100株=20万円の資金が必要なので、気軽に始めるのはなかなか難しいでしょう。
しかし、1株から買うことができるミニ株では、1株の値段の2,000円で株式投資を始めることができます。
株を持っていなくても企業情報を見たり、チャートの動きなどを勉強することはできますが、やはり実際に会社の株を持っている方が会社の業績を深く調べたり、真剣に株価の予測をしたりするなど、株式投資に対する理解は深まるはずです。
このように、実際の株式投資を少ない資金で経験できるのは、ミニ株の大きな魅力の1つです。
株式投資では、できるだけ複数の会社に分散して投資することが大切です。なぜなら、1つの会社の株だけ保有していると、その会社の業績が急激に下がった時損失が大きくなりますし、最悪その会社が倒産してしまえば持っている株はただの紙切れになってしまうからです。
しかし、1つの会社に数十〜数百万円かかる単元株での取引では、複数の会社に分散投資するのはよほど資金がないと難しいでしょう。
ミニ株はこの分散投資においても有利です。1万円あれば2、3の会社に分散できますし、10万円あれば分散投資の幅はかなり広がります。
保有している株が単元未満でも、配当金は株数に応じて受け取れます。しかし、株主総会に参加する経営参加権はありません。
多くの場合、株主優待はもらえませんが、会社によっては単元未満でも株主優待を提供していることがあります。もし株式投資の目的の1つが株主優待であれば、気になる銘柄を見つけたらその会社に問い合わせてみましょう。
ミニ株のおすすめできない点
ミニ株にデメリットはないの?
株は本来単元株で取引されるものなので、単元株未満の取引は投資家が直接取引市場で行うものではなく、証券会社が間に入ります。それによって単元株の取引とは異なる点があるので、それらの違いをよく理解しておくことが大切です。
株式投資の原則は単元株での売買なので、ミニ株には注意点もあります。
通常の単元株では、各取引所の取引時間内であれば自由に売買できますし、指値といって購入価格や売却価格を指定して取引することもできます。しかし、証券会社による違いはありますが、取引所で直接取引のできないミニ株は、自分自身で売買のタイミングを細かく決めることはできません。
例えばSBI証券のミニ株(S株)では、約定のタイミングは9時半、12時半、15時の3度と決まっています。
必ずしも自分の望んでいる価格で売買できる訳ではないので注意が必要です。
少額から株投資ができることがミニ株のメリットですが、投資額が少ないと手数料が割高になります。
例えば、手数料が100円とすると、10万円で株を買った手数料が100円であればその割合は0.1%ですが、1,000円の取引に100円の手数料を払うとなるとその割合は10%になります。
10万円の資産運用で100円の利益を出すのと、1,000円のお金を運用して100円の利益を出すのでは、当然後者の方が難易度は上がります。ミニ株投資をする際は証券会社ごとの手数料にも注意しましょう。
ミニ株は株式投資本来の投資方法ではないので、通常取引できる銘柄がすべて取引できるわけではなく、証券会社によって決められた銘柄の中で購入する必要があります。
購入できる銘柄の種類は、証券会社ごとに大きく異なります。例えば、SBI証券ではミニ株取引でも東京証券取引所に上場されている銘柄すべて売買することができますが、LINE証券の対象株は1,500銘柄程度です。
LINE証券では大型株や中小型株、新興市場株を含め、1,500銘柄以上を「いちかぶ(単元未満株)」にてお取引いただけます。
どうしても買いたい銘柄がある場合、口座を開設しようとしている証券会社がその銘柄を取り扱っているのかは事前にしっかり確認しておきましょう。
ミニ株の売買取引が可能なおすすめの証券会社
ミニ株はどこで買えるの?
株式投資を始めるには証券会社で口座を開設する必要があります。ミニ株の場合も売買には証券口座が必要ですが、中にはミニ株を取り扱っていない証券会社もあるので、まず証券会社のウェブサイトなどできちんとミニ株のサービスがあるか確認しましょう。その上で、手数料や取扱銘柄などを比べて、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。
上述の通り、株の売買は原則として単元株で行われるため、証券会社によってはミニ株を取り扱っていない会社もあります。ここでは、ミニ株に投資できるおすすめの証券会社を8社ご紹介します。
証券会社名 | 取引手数料 | 取扱銘柄 | おすすめポイント |
LINE証券の口座開設はこちら | 0.2〜1.0%のスプレッド | 1,500銘柄以上 | 株のタイムセール |
SBIネオモバイル証券の口座開設はこちら | 無料 | 東証上場銘柄 | サービス利用料定額Tポイントで投資可能 |
SBI証券の口座開設はこちら | 買付:実質無料売却:約定代金の0.55% | 東証上場銘柄 | ミニ株買付手数料実質無料 |
PayPay証券の口座開設はこちら | 0.5%〜1.0%のスプレッド | 日米約300銘柄 | 1,000円で株に投資可能 |
auカブコム証券の口座開設はこちら | 約定代金の0.55% | 東証・名証上場銘柄 | ミニ株で積立可能 |
マネックス証券の口座開設はこちら | 買付:無料売却:約定代金の0.55% | 東証・名証上場銘柄 | ミニ株買付手数料無料 |
SMBC日興証券の口座開設はこちら | 0.0〜1.0%のスプレッド | 東証上場約3,700銘柄 | dポイントで投資可能 |
岡三オンライン証券の口座開設はこちら | 220円〜 | 東証・名証上場銘柄 | アナリスト情報が豊富 |
LINE証券の1番の特徴は、投資のためにアプリを新規にインストールする必要がないことです。総務省が2021年8月に発表した「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、すでに日本人の90%以上はLINEを利用しているそうですが、LINE証券ではいつも使っているLINEから「LINE証券」のアイコンをタップするだけで投資を始められます。
隙間時間に気軽に投資ができるため、投資を始めたい人にとって最もハードルが低い証券会社と言えるでしょう。
ミニ株の名称 | ひとかぶ |
手数料 | 片道0.2%〜1.0%のスプレッドが発生 |
約定 | リアルタイム約定 |
取引時間 | 日中取引:9時〜11時20分、11時30分〜12時20分、12時30分〜14時50分夜間取引:17時〜21時 |
取扱銘柄 | 1,500銘柄以上 |
LINE証券は、アプリ1つで口座開設から株取引まで完結できる手軽さが魅力です。
まず、口座開設の際は面倒な書類のやりとりは不要で、スマホで本人確認書類と顔写真を撮影するだけで、最短で翌営業日から取引が可能になります。
また、銘柄選びのために役に立つニュースや業績情報、アナリスト評価はもちろん、株主優待情報や配当情報もアプリ上で確認できますし、決算速報などはいつも使っているLINEに届きます。
もちろん、株の取引もスマホで行えますし、画面も直感的でシンプルなデザインになっています。家で投資のためにまとまった時間が取れない人でも、移動時間やお昼休憩などの隙間時間を利用すれば投資を始めることができるでしょう。
現物取引手数料は、約定代金が5万円以下なら55円、10万円以下なら99円以下となっており、2022年1月時点ではSBI証券のスタンダードプラン、楽天証券の超割コースと並んで業界最低水準となっています。
また、口座開設+クイズ正解で0円で数千円分相当の株が買えたり、株を安く買えたりすることができる「株のタイムセール」など、ユニークなキャンペーンを多く開催している点も魅力的な点でしょう。
ほとんどの人が使っているLINEアプリから証券ページに入れる点や、株を1株から購入できる点、また口座開設やキャンペーンなどで株が安く、または無料で手に入る点などから、投資初心者が株式投資を始めるには非常に評判がいい証券会社です。
取引できる銘柄数は1000銘柄以上と大手証券会社に比べると少ないので、慣れてきたら他の証券会社でさまざまな銘柄を比較してみてもいいでしょう。
LINE証券の口座開設はこちら (画像=SBIネオモバイル証券公式HPより引用)SBIネオモバイル証券は、日本ではじめてTポイントで投資が可能になった証券会社です。株やFXなどの投資を始める際、食事やショッピングなどで貯めたTポイントを使うことができます。また、毎月ネオモバ限定Tポイント200ポイントが貯まります。
1株から株が購入可能なので、投資資金が少ない人でも、買い物で貯まったTポイントやネオモバ限定Tポイントを利用することで、気軽に株式投資を始めることができます。
ミニ株の名称 | S株 |
手数料 | 無料※ |
約定 | 東証:1日3回(前場始値、後場始値、後場終値)名証、福証、札証:1日2回(前場始値、後場始値) |
取引時間 | 24時間注文可能 |
取扱銘柄 | 買付:東証上場銘柄売却:東証、名証、福証、札証上場銘柄 |
※別途サービス利用料月額220円(月間の株式取引約定代金合計額50万円以下の場合)が発生
一般的に、株式取引では取引ごとに手数料がかかりますが、SBIネオモバイル証券では取引ごとの手数料がかかりません。代わりに、サービス利用料が月単位で発生し、月間の国内株式約定代金合計額が50万円以下なら220円となっています。つまり、月額220円で(取引合計額が50万円以下なら)何回でも取引できるということです。
SBIネオモバイル証券で少額投資ができるのはミニ株だけではありません。例えば、高い確率で値上がりが期待できるIPO株も1株から申し込みが可能なので、誰でも気軽に参加できます。
さらに、事前に買付したい銘柄や指定日、金額などを設定しておけば、毎月指定した日に株の買付けができるように、SBIネオモバイル証券が自動で発注注文する株の「定期買付」というサービスを提供しており、100円から積立感覚で株式を買うことができるのも大きな特徴です。
普段の買い物で貯まるTポイントで投資を始めることができ、少額で始められる投資の種類も株式投資、IPO、株式の積立、FXなど種類が多いため、投資資金の少ない人が投資を経験するにはピッタリの証券会社と言えるでしょう。
Tポイントで投資をできる点やアプリが使いやすくて、持っている株の状況を見ることができる点で評価が高いようです。SBI証券でもTポイントを投資に回せますが、対象が投資信託となっているので、株式投資を少額から始めたいと考えている人はSBIネオモバイル証券の方が有利でしょう。
またサービス利用料が月に220円かかりますが、ネオモバ限定Tポイントが毎月200ポイント付与されるため、50万円までの取引なら実質月額20円で取引できる点でも好評を得ています。
ただし、株情報の分析ツールに関しては他の証券会社のツールも併用した方が良さそうです。また、特に少額投資においては、NISA口座に対応していないのは残念な点です。
SBIネオモバイル証券の口座開設はこちら
(画像=SBI証券公式HPより引用)SBI証券はネット証券で最も人気があり、口座開設数においても常にトップを走っている業界最大手の証券会社です。人気の秘密は業界最安水準の手数料と、取扱商品数の多さにあります。
証券会社を選ぶ基準は人によってさまざまですが、その中でも手数料と取扱商品の豊富さは、すべての人にとって重要な要素であるのは間違いありません。この2つで常に業界最高水準を維持するSBI証券は、今後も人気の証券会社であり続けるはずです。
ミニ株の名称 | S株 |
手数料 | 買付:実質0円※売却:約定代金×0.55%(最低手数料55円) |
約定 | 東証:1日3回(前場始値、後場始値、後場終値)名証、福証、札証:1日2回(前場始値、後場始値) |
取引時間 | 24時間注文可能 |
取扱銘柄 | 買付:東証上場銘柄売却:東証、名証、福証、札証上場銘柄 |
※取引の翌月下旬頃に買付手数料は全額現金で払い戻されます。
SBI証券は手数料の安さ、取扱商品の豊富さが業界最高水準ですが、企業分析のための情報提供も充実しています。特に日本株投資の銘柄分析ツール「分析の匠(たくみ)」は、決算ニュース速報や財務分析など豊富な情報を提供しており、一般の投資家でも詳細な企業分析が可能です。
ミニ株の取引は24時間いつでも注文可能なので、時間を気にすることなく、納得するまで情報を分析してから注文をすることができます。ただし、約定は1日3回(東証以外は1日2回)なので、注文時と約定時に時間差があることには注意が必要です。
SBI証券のミニ株で初心者に特に嬉しいのが、「テーマキラー(テーマ投資)」という取引方法です。これは、「自動運転」や「人工知能(AI)」、「ヘルスケア(健康)」といった今話題のテーマを選ぶだけで、該当する複数の企業に一括でミニ株の投資ができる取引方法です。
ミニ株のおすすめのポイントに、少額でも分散投資ができる点は上述しましたが、投資に不慣れな人の中にはどのように複数の銘柄に分散したらいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
テーマキラーで取り扱うテーマ数は30あり、流行のものから長期的に成長が期待できるテーマまで幅広いラインナップになっています。ミニ株へのハードルをさらに下げてくれるユニークなサービスと言えるでしょう。
取引手数料の安さはもちろん、国内株式だけでなく外国株式、投資信託、FXから金・プラチナまで取引できる取扱商品の豊富さを評価する声が多く上がっています。
また1万円以下の金額で取引ができる点や24時間いつでも注文する点でも高評価を得ており、初心者の方はもちろん、休憩中のスキマ時間を有効に使いたい方からの評価も多いです。
SBI証券の口座開設はこちら (画像=PayPay証券公式HPより引用)PayPay証券は口座開設から銘柄の検索、そして注文まですべてスマホで完結できる「スマホ証券」の代表的な証券会社です。
株式投資というと情報を収集しチャートを分析しながら行うというイメージを持っている人も多いですが、PayPay証券では難しい操作を排除し、できるだけ手間がかからない取引ができるようにアプリが設計されています。例えば、株式売買では、①銘柄を選択する、②希望金額を指定する、③買う、をタップする、のわずか3タップで申し込みが完了するので、投資初心者でもより株式投資を身近に感じることができるでしょう。
ミニ株の名称 | - |
手数料 | 片道0.5%〜1.0%のスプレッドが発生 |
約定 | リアルタイム取引 |
取引時間 | 国内:9時00分10秒〜14時59分外国:24時間注文可能 |
取扱銘柄 | 国内:160銘柄米国:147銘柄 |
PayPay証券は、ソフトバンクとみずほフィナンシャルグループの戦略提携によって生まれた証券会社で、日本の次世代金融サービスの開発と提供を行うとしています。
PayPay証券も少額から株式を購入できますが、これまでご紹介してきた他の証券会社のミニ株とは違い、1株単位ではなく1,000円単位で株式を購入することができます。
つまり、1株500円の銘柄であれば1,000円で2株、1株5,000円の会社であれば1,000円で0.2株保有することになります。銘柄の株価を気にすることなく、買いたい会社の株を自分の投資資金に応じて購入できることが大きなメリットです。
また、つみたてロボ貯蓄というアプリがあり、米国株の定額積立が行えます。これは金額を指定することで株式を買えるサービスです。
取引時、買付価格と売付け価格にスプレッドをそれぞれ加算・減算した金額が取引価格となり、このスプレッド分が証券会社の手数料になります。国内株式取引の場合、スプレッドは東京証券取引所の立ち会い時間内(9時から11時、12時30分から15時)までは0.5%ですが、それ以外の時間帯では1.0%となり、他の証券会社と比べて割高になるので注意が必要です。
PayPay証券は最大の魅力である「1,000円」から取引できる点が評価されることが多いようです。またスマホの操作もしやすく、日本株だけでなく、米国株も少額で取引ができるなど、1,000円の資金があれば買いたい銘柄をクリックするだけで完結する手軽さが投資初心者に特に好評です。一方、取引できる銘柄が限られる点では物足りなさを感じるかもしれません。
PayPay証券の口座開設はこちら (画像=auカブコム証券公式HPより引用)auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループ内のネット金融サービスを提供する会社です。
SBIネオモバイル証券やSBI証券ではTポイントで投資ができましたが、auカブコム証券のミニ株「プチ株」では、LAWSONやホットペッパービューティーなどで貯めることができる共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」で株式を購入できることが特徴です。
生活圏内にPontaを利用できるサービスが多い人にとって、少額からの投資を始めるのにおすすめの証券会社です。
ミニ株の名称 | プチ株 |
手数料 | 約定代金の0.55%(最低手数料52円) |
約定 | 1日2回(前場始値、後場始値) |
取引時間 | 24時間注文可能 |
取扱銘柄 | 買付:東証、名証上場銘柄売却:東証、名証、福証、札証上場銘柄 |
auカブコム証券のミニ株は「プチ株」というサービス名で提供されており、他の証券会社と同じく1株から売買可能です。共通ポイントサービス「Ponta」をプチ株の購入に使えますし、もちろん現金と一緒に利用することもできるので、少ない投資資金で株式投資を始めるのに適しています。
また、auカブコム証券では積立方式でプチ株を購入できる「プレミアム積立(プチ株)」を提供しています。毎月の積立金額は500円以上1円単位で設定でき、毎月の買付手数料はなんと無料。ミニ株を積立で購入した人にとっては最もおすすめの証券会社の1つです。
プチ株も他の証券会社のミニ株と同じく、株数に応じて配当は受け取れますし、コツコツとプチ株を買い足して単元株とすることもできます。例えば、プチ株で1回目に58株を買い、2回目に42株を買うと合計100株になるので、単元化することが可能になります。
auカブコム証券は、1株から少額で売買できる点やPontaポイントで株を買える点で評価されています。またスマホでも簡単に購入から売買することができ、手数料もかからないことで良い評判を得ています。
一方、海外株の取引が行っていない点がマイナスポイントですが、Wターンや時間指定で注文できることは、投資家にとって魅力的です。
auカブコム証券の口座開設はこちら (画像=マネックス証券HPより引用)マネックス証券もネット証券ではとても人気がある証券会社ですが、その大きな特徴として、アメリカ株や中国株の取り扱いが証券会社の中でも最大級に多い点が挙げられます。米国株は4,700銘柄以上、中国株も香港証券取引所に上場しているほぼすべての銘柄が取引できます。
ちなみに、アメリカ株には単元株やミニ株といった概念はなく、すべて1株単位での取引になります。
ミニ株の名称 | ワン株 |
手数料 | 買付:無料(0円)売却:約定代金の0.55%(最低手数料52円) |
約定 | 1日1回(後場始値) |
取引時間 | 0時〜11時30分、17時〜24時 |
取扱銘柄 | 買付:東証、名証上場銘柄売却:東証、名証、福証、札証上場銘柄 |
マネックス証券のミニ株は「ワン株」というサービス名で提供されています。取扱銘柄も東証・名証上場銘柄と多い上、1万円あればほとんどの銘柄が取引できる点が魅力です。
マネックス証券は主要ネット証券で初めてワン株の買付手数料を無料にしており、現在でも最もコストを抑えて株式を始められる証券会社の1つと言えるでしょう。前述の通り、ミニ株においては手数料の負担割合がどうしても高くなりますので、買付手数料が0円というのは大きなメリットです。
ワン株以外の少額投資を考えるなら、マネックス証券の「投信つみたて」という商品もおすすめです。投資信託を積み立て購入すると、購入時申込手数料が無料で、1日100円からの積み立てることができます。
現物株式の取引手数料は110円からと、ネット証券の中では最安値の水準ではありませんが、本格的な株式投資を始めるにはお手頃な手数料と言えるでしょう。
マネックス証券は、投資情報が豊富なことと、投資チャートなどの画面のデザインがシンプルで見やすい点などが高く評価されています。
また、1株1万円からと少額から投資できる点や簡単に注文できる点も好評を得ています。
一方、午前11時30分以降は翌営業日の扱いになるなど、注文時間に制限がかかってしまうのがマイナスポイントですが、デイトレードなど短期で売買を繰り返すよりは、中・長期でじっくりと投資をする方に向いている証券会社と言えるでしょう。
マネックス証券の口座開設はこちら (画像=日興フロッギー公式HPより引用)日興フロッギーは、記事を閲覧することで株を買うことができる投資サービスで、SMBC日興証券が運営しています。情報メディアと取引機能が一体化していることが特徴で、投資家が記事を読んで投資に関する情報を学び、学びながら気になった株を即時に購入することができます。
実践を通して投資家が成長することを手助けしてくれる証券サービスと言えるでしょう。
ミニ株の名称 | キンカブ |
手数料 | 買付:0〜1.0%のスプレッド売却:0.5〜1.0%のスプレッド |
約定 | 1日2回(前場始値、後場始値) |
取引時間 | 営業日:5時〜11時30分、16時〜翌日2時土日祝:5時〜翌日2時 |
取扱銘柄 | SMBC日興証券が指定する東証上場約3,700銘柄 |
日興フロッギーは、投資のことを勉強しながら成長できることが最大の特徴です。さまざまな企業が紹介される1,000本以上の記事を無料で読め、「学びながら気になった株をすぐ買う」という新しい投資スタイルを体験できます。
また、株式も1株単位ではなく、100円からの金額指定で取引ができるので、買いたい会社の株価を気にすることなく自分の予算に応じて株式投資を始めることができます。
株式投資の手数料は、スプレッドが取引価格に増額・減額されますが、100万円以下の買付ではスプレッドがかかりません。つまり、100万円以下の株式取引では手数料がかからないためお得です。100円から株を買えることを考えると、最も安く株式投資を始められる証券会社と言えるでしょう。
また、事前に連携は必要になりますが、ドコモの携帯電話やマクドナルド、LAWSONなどで貯めることができるdポイントを使って投資することもできます。
日興フロッギーについては、やはり100円から株主の気分を味わえることと、100万円以下の取引であれば手数料が無料なことが高評価を受けています。実践を通して投資に関する知識を学べますし、記事を読んで買いたいと思った会社は多少なりとも興味を持つ会社のはずなので、実践的に投資を学ぶことができます。特に若い世代の投資初心者にとって魅力の多いサービスと言えるでしょう。
SMBC日興証券の口座開設はこちら (画像=岡三オンライン証券公式HPより引用)岡三オンライン証券は、1923年創業の岡三証券グループの中核をなす岡三証券のネット証券サービスです。IT企業が証券会社に参入してできた他のネット証券とは違い、岡三オンライン証券は長年証券業界で培ったノウハウを元に、「証券のプロ」がITを活用して作った証券会社という自負があるため、質の高い投資情報や投資ツールを提供しています。
ミニ株の名称 | 単元未満株 |
手数料 | 1注文2万円まで220円、3万円まで330円、10万円まで660円以降10万円ごとに660円ずつ増加 |
約定 | 1日2回(前場寄値、後場寄値) |
取引時間 | 営業日:0時〜10時30分、16時15分〜24時 |
取扱銘柄 | 買付:東証、名証上場銘柄売却:東証、名証、福証、札証上場銘柄 |
岡三オンライン証券は、岡三グループの伝統的に培った投資ノウハウを活かし、取引のしやすさと投資に役立つ情報の提供にこだわっています。
例えば、「投資情報局」というユーザー専用の投資情報総合ページでは、情報鮮度と使いやすさを重視し、一般のニュースサイトのように直感的に利用できますし、スマートフォンにも対応しています。また、マーケット情報では「値上がり率」、「値下がり率」、「出来高」だけでなく、「株価急騰・急落」、「業種別のランキング」なども見ることができます。
その他、人気講師によるニュース動画やセミナーなど、情報提供に力を入れているのが特徴です。
取引ツールも豊富で、初心者でも使いやすい「岡三かんたん発注」や発注や分析まで可能な最高峰ツール「岡三ネットトレーダープレミアム」のほか、スマホ用の「ネットトレーダースマホ」など、充実したラインナップとなっています。
長い歴史のある証券会社なので、手続きがアナログかといえばそうでもなく、口座開設手続きはWeb上から必要事項を記入し、本人確認書類などをアップロードすることで、最短5分で申し込みが完了します。
岡三オンラインは、取扱商品数や手数料の点では証券会社として平均的という声があるものの、証券会社が作ったネット証券ということもあり、情報提供や取引ツールの細かな作り込みを評価する声が多くなっています。一方、スマホの機能に関しては少し複雑という評価もあり、この辺りは今後改善されることが期待されます。
岡三オンライン証券の口座開設はこちらミニ株を始める方法
ミニ株なら気軽に投資ができそう。始め方を知りたいです。
自分に合った証券会社が決まったら、口座開設の手続きを行うことでミニ株に投資できるようになります。手続きには申込書などを送る必要がありますが、現在はウェブ上で書類のコピーをアップロードできたりと、かなり手続きが簡略化したりしているので、簡単に始めることができます。
ここでは具体的にミニ株を始める手順をご紹介します。
ミニ株を始めるにはまず証券会社に口座を開設する必要があります。これまでご紹介してきたように、株は本来単元株で取引されるので、単元未満で取引できるかどうかは証券会社がミニ株というサービスを提供しているかどうかで決まります。ホームページや問い合わせなどでミニ株の取り扱いがあるか、事前にしっかり確認しておきましょう。
どの銘柄をミニ株で買えるのかも、証券会社ごとに異なります。とりあえず少額から投資を経験してみたいということであれば、手数料や取引ツールなどの使いやすさなどが重要になりますが、どうしても特定の会社の株を買いたいのなら、その銘柄をミニ株で取り扱っているか確認しましょう。
証券会社が決まったら、実際に取引口座を開設します。取引口座の開設には本人確認書類とマイナンバーカードなどのコピーの提出が必要になりますが、ネット証券の中にはこれらをウェブ上にアップロードするだけで手続きが完了するものもあります。すぐにミニ株の取引を始めたい人は、口座開設のやりやすさも比較しておくとよいでしょう。
Q.口座開設の時に必要な書類等は?A. 証券会社で取引口座(一般口座または特定口座)を開設する場合・「マイナンバー(個人番号)確認書類」・「本人確認書類(運転免許証、各種健康保険証、各種年金手帳、パスポート等)」・「印鑑」・「金融機関口座」が必要になります。口座開設の流れは、(1)店舗、もしくはインターネットや電話で口座開設申込書を請求する(2)申込書に必要事項を記入・署名・捺印の上、必要書類を添えて提出する(インターネットや電話で請求した場合は、書類を返送する)(3)審査を経て、口座開設完了となります。
ミニ株は少額から始めることができ、分散投資もしやすいなど、おすすめな点も多いですが、本来の取引単位ではないため通常の単元株の株取引とは異なる特徴もあります。
ミニ株売買の最も大きな特徴は、株の金額指定ができない点です。つまり「成行注文」がメインになります。成行注文とは、金額を指定せずに注文を出すため、売買価格がその時の株価になる注文方法のことです。
一般的にミニ株では約定が1日2回〜3回と決まっているので、自分が注文を出したタイミングと約定時の値段が変わっていることがあります。自分が買いたい値段で買えない点はデメリットですが、値動きを予測するのが大変で、とにかく約定を目指す人には手軽な注文方法です。
ミニ株・単元未満株の銘柄選びのポイント
ミニ株と言っても数が多くてどの銘柄を買えばいいのかわからないのですが。
自分が気になっている銘柄の情報を調べることはもちろんですが、投資をするときは自分の投資の目的をしっかりと決めておくことが大切です。ミニ株投資でも期待できる利益は複数あるので、自分が目指すと決めた利益が得られる銘柄を選びましょう。
ミニ株・単元未満株は少額でも始められる気軽な投資ですが、気軽であるからと何も戦略を立てず投資をしても利益は出ないでしょう。ここではミニ株の銘柄を選ぶ際のポイントをご紹介します。
まず、大前提として購入を考えている会社の情報は収集しておきましょう。株の値上がりで利益を得ようとする人は、将来有望な会社を選ぶことはもちろんですが、配当などを期待して株を始める人でも企業情報収集は欠かせません。いくら配当を受け取っても、株価が大きく下がり、配当金より売却による損失の方が大きくなっては意味がないからです。
短期的に株を売買するのではなく、コツコツとミニ株を購入してじっくりと利益を上げていきたいという人は、高い配当利回りの銘柄を選びましょう。単元株未満でも配当金を受け取れるのがミニ株のメリットの1つです。
ミニ株を含む株式投資の利益には、大きく分けてキャピタルゲインとインカムゲインの2種類があります。
キャピタルゲインとは、株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことです。例えば、株価30万円で購入した株式が、35万円になったときに売却した場合、差額5万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインになります。キャピタルゲインは、株や債券だけでなく、不動産、金、プラチナなどの貴金属を売買することでも得られる可能性があります。
インカムゲインとは、株式や債券などの資産を保有中に得られる収益のことです。例えば、株式では配当金、債券では利子、不動産では賃貸することにより得られる家賃収入がインカムゲインに当たり、それら資産を保有し続けることで、継続的な収入を期待することができます。
通常、株で儲けたと聞くと、安い時に買って高い時に売ることで得られるキャピタルゲインを思い浮かべますが、インカムゲインにあたる配当金を目的に株式投資を始めるのも立派な戦略の1つです。
自分がどちらの利益を求めるかは、銘柄選びの重要な要素になりますので、事前に投資方針ははっきり決めておきましょう。
株式投資の株主優待に魅力を感じている人は、1株から株主優待を受けられる銘柄を選びましょう。株主優待の内容は会社によってさまざまなので、優待内容や優待条件をしっかり確認しておく方がいいでしょう。
自分の好きなブランドや、よく利用する生活日用品に関して優待を受けることができれば、株式投資によりメリットを感じられるはずです。
おすすめのミニ株銘柄
はじめてミニ株を買うならどんな銘柄を選んだらいい?
ミニ株投資では、株価の値上がりを期待するのか、配当金を期待するのか、それとも株主優待を期待するのかでおすすめの銘柄は異なります。ここではそれぞれ期待できる利益ごとにおすすめの銘柄を2、3本紹介しています。銘柄選びの参考にしてください。
ここではキャピタルゲインやインカムゲイン、株主優待などが期待できる具体的な銘柄を7つご紹介します。
(画像=日本取引所グループ HPより引用、2022年1月12日午後終値時点)ソフトバンクグループは、大手通信会社のソフトバンクモバイルを始め、ZOZO、アスクル、PayPay銀行などを傘下に収めるホールディング会社です。
株価 | 5,683円 |
配当利回り(%) | 0.77% |
時価総額 | 9兆7,915億4,604万7,590円 |
株主優待制度 | なし |
ソフトバンクグループは、配当利回り(1株当たりの年間配当金が、株価の何%に相当するかを示す指標)も高くなく、株主優待制度も実施していないため、インカムゲインを目的にするには向きません。
しかし、グループ内で投資事業も行っているため、今後の株価の値上がりが期待できます。ミニ株でコツコツと貯めてキャピタルゲインを狙う投資がおすすめです。
(画像=日本取引所グループ HPより引用、2022年1月12日午後終値時点)ハニーズホールディングスは、「高感度・高品質・リーズナブルプライス」をキーコンセプトとし、10代から60代までの幅広い層に向けてレディースファッションを提供しています。
株価 | 1,015円 |
配当利回り(%) | 2.96% |
時価総額 | 283億1,850万円 |
株主優待制度 | あり |
ハニーズホールディングスの株価は約1,000円と、有名な大手企業に比べると気軽に投資できる金額です。コツコツと買い続けて単元株化を目指す銘柄としても適しています。
100株以上になると3,000円の株主優待券がもらえ、全国のハニーズ店舗で利用できます。
(画像=日本取引所グループ HPより引用、2022年1月12日午後終値時点)日本たばこ産業は、たばこを始め、食品や飲料、そして医薬品を製造・販売するホールディング会社です。
株価 | 2,367.5円 |
配当利回り(%) | 6.5% |
時価総額 | 4兆7,350億円 |
株主優待制度 | あり |
日本たばこ産業の特徴は、配当利回りが6.5%と高いことです。2020年は1株当たりの配当金が154円でしたので、中・長期で保有して利益を増やしたい人におすすめです。
株主優待は、100株以上で2,500円相当の日本たばこ産業の商品がもらえます。
(画像=日本取引所グループ HPより引用、2022年1月12日午後終値時点)日本郵政は、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険など、暮らしに密接に関わっている日本郵政グループの持株会社です。
株価 | 991.9円 |
配当利回り(%) | 5.04% |
時価総額 | 3兆7,373億5,048万145円 |
株主優待制度 | あり(2022年3月より) |
日本郵政の特徴は、配当利回りが高く、株価も1,000円程度とリーズナブルな価格で購入できる点です。この銘柄もキャピタルゲインを目的とした投資に向いていると言えます。
現在は株主優待制度はありませんが、2022年3月31日時点で500株以上保有している人を対象に株主優待が開始されます。
(画像=日本取引所グループ HPより引用、2022年1月12日午後終値時点)上新電機は、大阪市に本社を置く、家電・パソコン・ホビーの大型専門店です。他に、ファミリー志向の総合エンターテイメントショップ「キッズランド」も展開しています。
株価 | 2,108円 |
配当利回り(%) | 3.56% |
時価総額 | 590億2,400万円 |
株主優待制度 | あり |
上新電機の特徴は、なんと言っても株主全員が株主優待を受けられることです。ミニ株投資で単元株未満しか株式を保有していなくても、株主優待券200円券を25枚(5,000円分)受け取ることができます。
100株以上保有すれば株主優待券が追加され、2年以上保有するとさらに追加贈呈されます。ミニ株投資で株主優待を目的にじっくりと投資をしたい人に特におすすめです。
(画像=日本取引所グループ HPより引用、2022年1月12日午後終値時点)アスクルは上記で紹介したソフトバンクグループ系列の通信販売会社です。オフィス用品が特に有名ですが、製造現場に必要な工具や医療・介護用品まで、豊富な商品を販売しています。
株価 | 1,527円 |
配当利回り(%) | 3.21% |
時価総額 | 1,565億4,620万7,600円 |
株主優待制度 | あり |
アスクルの株主優待ではLOHACOクーポンを受け取ることができます。LOHACOは食品や日用品、化粧品など、生活に密接した商品を販売している通販サイトなので、生活費の節約に繋がります。
ただし、これまで株式を1株以上保有していればもらえた株主優待が、2021年11月20日以降は100株以上の保有者に変更になりました。
(画像=日本取引所グループ HPより引用、2022年1月12日午後終値時点)任天堂は主にコンピューターゲームや玩具の開発・製造・販売を行う日本の大手企業です。ニンテンドー3DS、Nintendo Switchなど、多くのヒット商品があります。
株価 | 53,590円 |
配当利回り(%) | 4.14% |
時価総額 | 6兆9,596億7,971万円 |
株主優待制度 | なし |
近年の新型コロナウイルスの流行により、家で過ごす時間が増え、室内で手軽に遊べるテレビゲームへの需要が高まっています。今後の社会情勢は不透明ですが、新型コロナがすぐに終息するとは考えにくく、今後もゲーム需要はしばらく続くことが予想されます。
任天堂の株価を単元株で買おうとすれば500万円以上の資金が必要ですが、ミニ株なら5万円で株主になれます。こういった大企業の株が数万円で買えるのもミニ株の魅力の1つです。
ミニ株でIPOにも応募・購入できる
他にミニ株を利用したおすすめの投資方法はない?
数は限られますが、上場前の会社の株を購入する抽選の申し込みが、ミニ株でできる証券会社があります。当選すると高い確率で利益が出ると言われています。
証券会社の中には、通常100株単位での申し込みが必要なIPO株式を、1株から購入できるところもあります。例えば、SBIネオモバイル証券の「ひとかぶIPO」や、PayPay証券の「誰でもIPO!」では、1株から申し込みが可能で、誰でも手軽にIPO投資に参加できます。
IPO株を購入するには証券会社が行っている抽選に当選する必要がありますが、抽選方法は証券会社ごとにそれぞれで、申し込み数が大きい投資家が当選しやすい仕組みを採用しているところもあります。しかし、少額から誰でもIPO投資に参加できることで、それだけ多くの人に当選のチャンスが生まれることが期待されています。
IPOとは、会社が上場して新たに株式を公開することです。
株式会社がオーナーなど少数の株主により所有され、自由な株式譲渡が制限されている状態(未公開会社)から、金融商品取引所市場への上場によって不特定の多くの株主により所有され、株式市場において自由に売買が可能となる状態(公開会社)となることを株式公開といいます。
IPO投資では、公募価格(抽選の時に設定された価格)より初値(上場日の最初の株価)が高くなることが多く、上場直後に売却すれば高い確率で利益が期待できると言われています。
かしこい少額投資のポイント
ミニ株に慣れてきた。次におすすめのステップは?
ミニ株は少ない資金でも始められる少額投資の1つです。少額投資には他にもいくつか種類があるので、それらを試してみると投資の幅も広がるでしょう。また、少額投資と相性が良く、近年よくニュースなどで話題になっているNISAなどの優遇制度について理解を深めるのもおすすめです。
ミニ株を始め、少額でできる投資を「少額投資」と言います。ここでは少額投資でおすすめの投資方法と、少額投資を行うならぜひ知っておきたい「NISA」という制度についてご紹介します。
いくらまでの金額が「少額」と言えるのかは人それぞれと思いますが、一般的には10万円以下の投資を「少額投資」とすることが多いようです。現在では少額投資のバリエーションも増え、100円で投資をできたり、各種ポイントで株を買えたりするなど、投資に対するハードルがどんどん下がっています。
これまで投資というと、まとまった投資資金を貯め、企業情報やチャートを分析し、パソコンとにらめっこして取引を行うというイメージでした。しかし、少額でも気軽に投資ができるようになると、若い人でも投資に参入しやすくなり、最近ではスマホのアプリだけで取引が完結できる証券会社も誕生するなど、より投資が身近なものになってきています。
株式投資はまとまったお金で個別の株式を一度に購入する投資方法ですが、毎月決まった金額を積み立てて、株をコツコツ買っていく投資方法は株式累積投資(るいとう)と言われます。
通常は月々1万円から始められるところが多いですが、SBIネオモバイル証券やauカブコム証券、PayPay証券ではミニ株を積み立てるという方針でさらに少額から積立投資が可能です。
毎月一定額を積み立てる投資方法はドル・コスト平均法と言われ、通常の投資と比べ大きな損失が出にくいと言われています。
-ドル・コスト平均法とは-値上がり・値下がりする株式や投資信託の購入単価を下げるために定期的に一定金額ずつ買い付ける方法。購入時期を分散することで価格変動リスクを低減させる効果がある。定期的に一定額を投資すると、株価が安いときは多く、株価が高いときは少ない株数を購入することになり、結果として1株当たりの購入価格は平均化される。
ミニ株での投資を考えているなら、NISAの利用も併せて検討しましょう。
-NISAとは-通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
NISAは税金が非課税になるお得な制度ですが、投資できる金額の上限が1年間で120万円と決まっています。
前述の通り、通常の株式投資では投資資金が数万〜数百万円かかるため、120万円では買える銘柄数が限られてしまいますし、分散投資も難しくなります。
しかし、1万円あれば株式が買えるミニ株であれば、買える銘柄の選択肢も増えますし、無駄なくNISA枠を使うことができます。
このように、ミニ株とNISAは非常に相性がいい組み合わせです。ただし、ミニ株サービスがNISAに対応しているかは証券会社によるので、事前に確認しておきましょう。
ミニ株に関するQ&A
気軽に株式投資を始めるなら、ミニ株(単元未満株)も選択肢に入れよう
ミニ株(単元未満株)について、その特徴とおすすめの証券会社を紹介しました。ミニ株を利用すれば株式投資にまとまったお金は必要ありませんし、スマホだけで隙間時間を使って取引ができます。一昔前に比べ、株式投資に対するハードルはかなり低くなっていると言えるでしょう。以前から投資に興味があった人は、気になった証券会社に口座を開設することから始めてみましょう。
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